子供の成長に一つのゲームを思い出す。
イヤイヤ期真っ最中の息子だが日々を重ねるにつれて公園での遊具やおもちゃで遊ぶ能
力が増えて来ている。この感覚は何か昔に覚えがある…という所で思い出したのが
とあるゲームその名も「ワンダープロジェクトJ」である。
ワンダープロジェクトJとは
「ギジン」と呼ばれる人型ロボットと人間達が住むとある島を舞台に
ギジンの少年ピーノを主人公にした育成ゲーム(スーファミ)である。
大まかなテーマとしてはギジンと人間との差別を問題にした話である。
私がロボットってすごいな!作りたい!と感じさせ
理系の道へ入ることになったきっかけのソフトでもある…。
ピーノのステータスには彼の性格を司る様々なパラメータが存在する。代表的には
・攻撃性(こうげき力、ぼうぎょ力)
・運動性(うで、あしの力)
・知性(思考力、想像力)
・感受性(表現力、やさしさ)
などがある。(パラメータはもっと多岐に渡る)
プレイヤーが彼の行動を褒めるor叱るや絵本などの道具を与えることで
各パラメータが上下し彼のその場での行動=性格を作っていく。
ストーリー上で彼はいくつかの敵と戦う場面もあるが
例えばそこで「やさしさ」が高すぎると敵と戦う事をピーノが怖がり
戦闘から逃げてしまうor戦おうとしないのだ。
そこでわざと荒っぽい行動を助長しやさしさを下げる必要もある…。
当時小学生の私も幼いながらに深いな…と思った。
ともかくこのピーノとプレイヤーとのやり取りが子育てに似ていて
思い出した次第である。
(ただしピーノはこちらの都合でいつでも睡眠することができるし
お腹が減ったからと大暴れはしない、プリンを食べさすと喜ぶ所は同じだった…)
息子の今のパラメータを考えてみる
歌って踊ることが大好きな彼の特に高いパラメータは「感受性」となるだろう。
「運動性」も公園ではしごやネットの坂を軽々上るようになったりと高まっている。
「知性」についても徐々に上がり言葉や色への理解も増えてきた所だ。
「攻撃性」もおもちゃでがんがんしたりなど中々あるな…と思ったりするが保育園での
ケンカで戦うために必要だということで多少は致し方ないか
(ただし生傷の絶えない妻には程々にして下さい…)
イヤイヤ期で自分のしたいことが出来ずに泣く・何をしても言ってもだめという時もあ
るが息子なりにパラメータを上げている=成長の過程なのだと温かくそれを見守ってい
きたいし、息子なりのパラメータを形作るために一緒に日々を過ごせればなと思う。